レント(受難節)あたりになると売られるモノ

今はキリスト教で言うと、「レント(受難節)」の時期です。

イースターの46日前からレントが始まります。今年のは4月16日(日)がイースターなので、3月1日(水)がその日にあたります。

毎年、そんな時期になるとファストフードなどあちこちで売られるのがフィッシュバーガー。Codd(タラ)がおもに使われます。金曜にフィッシュ&チップスを振る舞う教会もあります。

なぜ魚か?

イエス・キリストが受難に遭い死に至ったことを覚えるこの時期。イエスが荒野で40日間断食したことにちなんで肉、乳製品、卵などを取らず祈りに覚える時期です。転じて自分の好物を断つクリスチャンも中にはいます。

そこにお店は目をつけたのでしょう。
この時期に肉ではなく、魚を売り出そうと。
クリスチャンが75〜80%を占めると言われるアメリカならではだなと思います。また、魚よりも肉を食べる国民性も裏付けているのかもしれません。
(だからと言って、通常のハンバーガーが売られない訳ではありません)

最初の駐在で来た当初は、イースターの意味もフィッシュバーガーの意味も分かりませんでした。
今ではフィッシュバーガーの宣伝看板を見ると、「レントが始まるなぁ」「イースターに向かうんだなぁ」と思うようになりました。

そんな訳で近くのハンバーガーショップで、クーポンを使ってフィッシュバーガーを食べて来ました。
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思ったより小さめだったので、これだけでは足りませんでした(笑)。
だからなのでしょうか、「2個で$5」と表示されていました。